EOSL
別名:メーカー保守終了,メーカー保守期間終了,サポート期間終了
EOSLとは、製品やシステムのメーカーまたはベンダーが、製品の保守・修理・問い合わせ対応といったサポートの提供を停止することである。または、その(停止するまでの)期間のことである。
たいていの製品は基本的に、ハードウェアにせよソフトウェアにせよ、供給者であるメーカー等自身によって、製品に関する質問・問い合わせや、修理・ソフトウェアアップデート等の保守対応などのサポートが提供される。製品の販売が終了した後も、ある程度の期間は各種サポートの提供は継続されるが、いずれはそのサポート提供も終了する。
EOSLを迎えた(メーカーが販売終了後のサポートの提供も終了した)製品は、故障・不具合・不明点などが生じても、正規の修理・修正サービスを受けられなくなる。故障の原因が交換可能な消耗部品にあると判明していても、部品が確保されていない状況となるため、修理不可の状況に陥る可能性が高くなる。
EOSLを過ぎた製品を使用し続けることは、ハードウェアの場合は「いつ使えなくなってもおかしくない」というリスクを孕むことになり、定期的なセキュリティ上の対応が求められるソフトウェアの場合は継続使用そのものが危険を孕むことになる。
多くの場合、メーカー側もEOSLを迎える前に新製品(新モデルや新バージョン)を用意し、乗り換え・買い換えを促す案内や優待プログラムを用意する。メーカーが事業を撤退する場合は他社製品への乗り換えを促すプログラムが用意される場合も珍しくない。
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