メラミン検出問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 10:25 UTC 版)
2008年(平成20年)10月19日、サイゼリヤは自主検査により、中国のメーカーに生産委託していた冷凍ピザ生地の一部から微量(一日摂取許容量の60分の1、健康への影響なし)のメラミンを検出したため、厚生労働省に報告したと発表した。同年9月下旬に自主検査を始めたものの、他社でメラミン混入が相次いだこともあり、同年10月3日より使用するピザ生地を切り替え、同月16日に混入が発覚した。 同月21日、「対象のピザを食べた可能性のある客すべてに代金を返還する」と発表(返還期限は同月28日まで)したほか、東日本の542店舗でピザの販売を中止した。返還はレシートを持参しない場合も申し出があれば原則として返金に応じるとしたが、最終的な返還総額は予想の8千万円を大きく下回る1千万円程度であった。また、代金返還の過程で一部の客が飲食したことを偽り金を騙し取るという事件も発生した。なお、返還期限を過ぎた後も、レシートを持参した場合は返金に応じるとしている。 同年11月5日、中止していたピザの販売を一部店舗で再開したが、生地は国産のものに切り替えている。
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