ムフタール通りとは? わかりやすく解説

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ムフタール通り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 07:03 UTC 版)

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ムフタール通り ( Rue Mouffetard) は、パリ5区にある長さ605mの道路の名前である。フランス料理からレバノン料理ペルシャ料理ベトナム料理日本料理まで多くのレストランビストロブラッスリーないしカフェや、食材店ないしマルシェ(市場)があり、パリ市中でもっとも賑わう下町的な地域の一つとなっている。

ムフタール通りのマーケット

歴史

もともとこの通りは古代ローマ時代からケタリウス山(Mons Cetarius)と呼ばれていた山の脇を通る道だった。ムフタールという名は山の名前から来ている。時代によってモンフェタール(Montfétard)、モーフタール(Maufetard)、モフタール(Mofetard)、ムフタール(Moufetard)、ムフラール(Mouflard)、ムフタール(Moufetard)、モフタール(Moftard)、モスタール(Mostard)と名を変えてきた。また、サン=マルセル通り(rue Saint-Marcel)、フォーブール・サン=マルソー通り(rue du Faubourg Saint-Marceau)、ヴィエイユ・ヴィル・サン=マルセル通り(rue de la Vielle Ville Saint-Marcel)と呼ばれたこともある。

中世には通りに沿って建つ教会がサン=メダール村の中心となっていた。1724年に村がパリに組み込まれてからは、大動脈であるフォーブール・サン=メダール通りになった。

サント=ジュヌヴィエーヴ山(サント=ジュヌヴィエーヴの丘)の上にあったおかげでムフタール通りはオスマン男爵パリ改造で作り替えられることはなく、昔の面影を残している。

ゆかりある人物

ガルニエ宮オペラ座)を建築したシャルル・ガルニエは、ムフタール通り(ムフタール街)界隈で生まれた。また、南北に伸びるムフタール通りの北側方向、交差するトゥアン通り (Rue Thouin) を過ぎるとデカルト通り (Rue Descartes) に接続する。

同通り39番地はポール・ヴェルレーヌが居住し亡くなった地。現在はヴェルレーヌの名が付いたレストランになっている。なおヴェルレーヌ逝去宅左隣同通り37番地は辻邦生が1980-1999年の間に在住ないし滞在した地でヴェルレーヌ同様プラークが掲げられている。先を行くと、パンテオン東側界隈に至り、サン=テティエンヌ・デュモン教会が見えてくる。

関連項目

座標: 北緯48度50分31秒 東経2度20分59秒 / 北緯48.84194度 東経2.34972度 / 48.84194; 2.34972


ムフタール通り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 02:09 UTC 版)

パリ」の記事における「ムフタール通り」の解説

パリ5区にある道路であり、多くレストラン市場などが立ち並んでいる。

※この「ムフタール通り」の解説は、「パリ」の解説の一部です。
「ムフタール通り」を含む「パリ」の記事については、「パリ」の概要を参照ください。

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