ミルヴィオ橋とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 建物・施設 > 路線 > > イタリアの橋 > ミルヴィオ橋の意味・解説 

ミルヴィオ橋

(ミルウィウス橋 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/07 08:10 UTC 版)

ミルヴィオ橋
18世紀の版画(ピラネージ作)
基本情報
イタリア
所在地 ローマ
交差物件 テヴェレ川
竣工 紀元前115年 (石橋)
座標 北緯41度56分08秒 東経12度28分01秒 / 北緯41.93556度 東経12.46694度 / 41.93556; 12.46694座標: 北緯41度56分08秒 東経12度28分01秒 / 北緯41.93556度 東経12.46694度 / 41.93556; 12.46694
構造諸元
形式 6径間アーチ橋
材料 石、レンガ
全長 136 m
8.75 m
最大支間長 18.55 m
地図
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
テンプレートを表示

ミルヴィオ橋イタリア語: Ponte Milvio)またはミルウィウス橋ラテン語: Pons Milvius)はイタリア ローマの北にある橋で、テヴェレ川にかかる最も重要な橋の1つ。

歴史

紀元前206年執政官ガイウス・クラウディウス・ネロメタウルスの戦いカルタゴ軍を撃退した後にこの橋を建設した。紀元前115年、執政官マルクス・アエミリウス・スカウルスが同じ場所に新たに石造りの橋をかけ、以前の橋を取り壊した。312年コンスタンティヌス1世が強力なライバルだったマクセンティウスをこの橋とサクサ・ルブラの間で撃破した。世に言うミルウィウス橋の戦いである。

中世になると Acuzio という修道士が橋を修理している。1429年、教皇マルティヌス5世建築家 Francesco da Genazzano に命じて崩壊していた橋を再建させた。18世紀から19世紀にかけて、2人の建築家ジュゼッペ・バラディエールと Domenico Pigiani がこの橋に手を加えている。

テヴェレ川にかかるミルヴィオ橋

2006年後半になって、この橋の上の街灯に愛を記した南京錠をかけると結ばれるという噂が広まり、カップルが集まるようになった。このとき、2人で南京錠をかけた後、川に背を向けて鍵を投げ入れるという儀式になっている。この儀式を考案したのはイタリアの作家 Federico Moccia で、"I Want You" という小説および映画(2007年、イタリアで公開)で使われていた。

2007年4月13日、無数の南京錠をかけられた街灯がその重みで折れてしまった。そのため、代替としてヴァーチャルに南京錠をかけられるウェブサイトが作られた[1]。2007年7月、市長が新たに鉄骨の柱を設置し、南京錠をかけられるようになった[2]

関連項目

脚注・出典

  1. ^ Lucchetti Ponte Milvio
  2. ^ Fisher, Ian (2007-08-05), “Locks of love clutter Rome's oldest bridge”, International Herald Tribune, http://www.iht.com/articles/2007/08/05/africa/rome.php 2009年2月3日閲覧。 

参考文献

  • O’Connor, Colin (1993), Roman Bridges, Cambridge University Press, pp. 64f., ISBN 0-521-39326-4 

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ミルヴィオ橋」の関連用語

ミルヴィオ橋のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ミルヴィオ橋のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのミルヴィオ橋 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS