マーク・グルジラネックとは？わかりやすく解説

マーク・グルジラネック
*Mark Grudzielanek*
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	ウィスコンシン州ミルウォーキー
生年月日	1970年6月30日（54歳）
身長; 体重	6' 1" ＝約185.4 cm; 190 lb ＝約86.2 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	二塁手、遊撃手
プロ入り	1991年 MLBドラフト11巡目
初出場	1995年4月28日
最終出場	2010年6月6日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	J・M・ハンクス高等学校（英語版）; トリニダッド・ステート短期大学（英語版）; モントリオール・エクスポズ (1995 - 1998); ロサンゼルス・ドジャース (1998 - 2002); シカゴ・カブス (2003 - 2004); セントルイス・カージナルス (2005); カンザスシティ・ロイヤルズ (2006 - 2008); クリーブランド・インディアンス (2010);
	この表について

マーク・ジェームズ・グルジラネック（Mark James Grudzielanek, 1970年 6月30日 - ）は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州ミルウォーキー出身の元プロ野球選手（内野手）。右投右打。

経歴

1991年のMLBドラフト11巡目（全体296位）でモントリオール・エクスポズから指名され、プロ入り。1995年4月28日にメジャーデビュー。デビュー2年目の1996年には、遊撃手としてレギュラーの座を獲得し、打率.306、201安打、33盗塁を記録、オールスターゲームにも選出される。1998年のシーズン途中、ロサンゼルス・ドジャースに移籍。翌1999年には、123試合の出場ながら、打率.326の高打率を記録する。2000年から二塁手に転向。それから3シーズンは打率2割7分程度と低調なシーズンが続いたが、2003年、シカゴ・カブスに移籍すると、打率.314を記録し、久々の3割復帰を果たす。2005年、セントルイス・カージナルスに移籍。3割近い打率を残し、4月27日にサイクル安打を達成。2006年、カンザスシティ・ロイヤルズに移籍、打撃面では前年並みの成績を残すと共に、守備率.994と完璧な守備を披露し、初のゴールドグラブ賞を獲得した。

2008年オフにFAとなり、2009年7月18日にミネソタ・ツインズとマイナー契約を結んだが、メジャー昇格はなかった。2010年にクリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結び、2年ぶりにメジャーでプレーした。

2011年2月22日、現役引退を表明。

2015年シーズンよりアリゾナ・ダイヤモンドバックス傘下のA級ケーンカウンティ・クーガーズの監督に就任し^[1]、1年間務めた。2016年はダイヤモンドバックス傘下の育成部門のアシスタント・コーディネイターに転任となり^[2]、こちらも1年間務めた。

2017年シーズンからはシカゴ・ホワイトソックス傘下のAAA級シャーロット・ナイツで監督を務める^[3]。

2020年の新型コロナウイルスによるマイナーリーグ中止を機に監督を退任した。

詳細情報

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
1995	MON	78	293	269	27	66	12	2	1	85	20	8	3	3	0	14	4	7	47	7	.245	.300	.316	.616
1996		153	696	657	99	201	34	4	6	261	49	33	7	1	3	26	3	9	83	10	.306	.340	.397	.737
1997		156	688	649	76	177	54	3	4	249	51	25	9	3	3	23	0	10	76	13	.273	.307	.384	.691
1998		105	435	396	51	109	15	1	8	150	41	11	5	5	4	21	1	9	50	11	.275	.323	.379	.702
1998	LAD	51	206	193	11	51	6	0	2	63	21	7	0	3	3	5	1	2	23	7	.264	.286	.326	.612
'98計		156	641	589	62	160	21	1	10	213	62	18	5	8	7	26	2	11	73	18	.272	.311	.362	.773
1999		123	534	488	72	159	23	5	7	213	46	6	6	2	3	31	1	10	65	13	.326	.376	.436	.812
2000		148	676	617	101	172	35	6	7	240	49	12	3	2	3	45	0	9	81	16	.279	.335	.389	.724
2001		133	586	539	83	146	21	3	13	212	55	4	4	3	5	28	0	11	83	9	.271	.317	.393	.710
2002		150	566	536	56	145	23	0	9	295	50	4	1	1	4	22	4	3	89	17	.271	.301	.364	.665
2003	CHC	121	531	481	73	151	38	1	3	200	38	6	2	7	2	30	0	11	64	12	.314	.366	.416	.782
2004	CHC	81	278	257	32	79	12	1	6	111	23	1	1	4	1	15	0	1	32	7	.307	.347	.432	.779
2005	STL	137	563	528	64	155	30	3	8	215	59	8	6	0	2	26	3	7	81	14	.294	.334	.407	.741
2006	KC	134	586	548	85	163	32	4	7	224	52	3	2	3	5	28	4	2	69	12	.297	.331	.409	.740
2007		116	486	453	70	137	32	3	6	193	51	1	2	0	2	23	2	8	60	14	.302	.346	.426	.772
2008		86	360	331	36	99	24	0	3	132	24	2	1	3	2	19	1	5	41	8	.299	.345	.399	.744
2010	CLE	30	119	110	10	30	0	0	0	30	11	2	0	0	0	8	0	1	10	4	.273	.328	.273	.600
MLB：15年		1802	7603	7052	946	2040	391	36	90	2773	640	132	356	40	42	364	24	105	954	174	.289	.332	.393	.725

各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

年度	球団	二塁（2B）						三塁（3B）						遊撃（SS）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
1995	MON	13	26	26	2	5	.963	31	18	68	6	2	.935	34	50	103	2	17	.987
1996		-						-						153	180	453	27	78	.959
1997		-						-						156	237	446	32	99	.955
1998		-						-						105	152	283	23	56	.950
1998	LAD	-						-						51	78	172	10	34	.962
'98計		-						-						156	230	455	33	90	.954
1999		-						-						119	171	306	13	66	.973
2000		148	286	414	17	97	.976	-						1	2	2	0	1	1.000
2001		133	245	359	10	75	.984	-						-
2002		147	253	366	7	76	.989	-						-
2003	CHC	121	231	331	8	94	.986	-						-
2004	CHC	76	136	186	5	30	.985	-						-
2005	STL	137	245	442	7	108	.990	-						-
2006	KC	132	261	372	4	111	.994	-						4	0	1	0	0	1.000
2007		116	184	300	6	68	.988	-						3	1	2	0	0	1.000
2008		85	135	257	4	58	.990	-						-
2010	CLE	27	54	86	2	22	.986	-						-
MLB		1135	2056	3139	72	744	.986	31	18	68	6	2	.935	626	871	1768	107	351	.961

各年度の太字はリーグ最高
各年度の太字年はゴールドグラブ賞受賞

表彰

ゴールドグラブ賞（二塁手部門）：1回（2006年）

記録

MLBオールスターゲーム選出：1回（1996年）
サイクル安打：1回（2005年4月27日）

背番号

4（1995年 - 1998年途中）
16（1998年途中 - 同年終了）
8（1999年 - 2002年）
11（2003年 - 2004年）
12（2005年、2010年）
15（2006年 - 2008年）

脚注

^ Grudzielanek named Cougars manager
^ “Arizona Diamondbacks Announce 2016 Minor League Player Development Staff” (英語). SB Nation (2016年1月5日). 2018年3月18日閲覧。
^ Colleen Kane (2016年11月16日). “Mark Grudzielanek as Triple-A manager among changes to White Sox minor-league staff” (英語). Chicago Tribune. 2018年3月18日閲覧。

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)

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[1] Grudzielanek named Cougars manager

[2] “Arizona Diamondbacks Announce 2016 Minor League Player Development Staff” (英語). SB Nation (2016年1月5日). 2018年3月18日閲覧。

[3] Colleen Kane (2016年11月16日). “Mark Grudzielanek as Triple-A manager among changes to White Sox minor-league staff” (英語). Chicago Tribune. 2018年3月18日閲覧。

[1]

[2]

[3]

表話編歴アメリカンリーグゴールドグラブ賞（二塁手）
1950年代	57 ネリー・フォックス 58 フランク・ボーリング（英語版） 59 ネリー・フォックス
1960年代	60 ネリー・フォックス 61 ボビー・リチャードソン 62 ボビー・リチャードソン 63 ボビー・リチャードソン 64 ボビー・リチャードソン 65 ボビー・リチャードソン 66 ボビー・ヌープ（英語版） 67 ボビー・ヌープ（英語版） 68 ボビー・ヌープ（英語版） 69 デービー・ジョンソン
1970年代	70 デービー・ジョンソン 71 デービー・ジョンソン 72 ダグ・グリフィン（英語版） 73 ボビー・グリッチ 74 ボビー・グリッチ 75 ボビー・グリッチ 76 ボビー・グリッチ 77 フランク・ホワイト 78 フランク・ホワイト 79 フランク・ホワイト
1980年代	80 フランク・ホワイト 81 フランク・ホワイト 82 フランク・ホワイト 83 ルー・ウィテカー 84 ルー・ウィテカー 85 ルー・ウィテカー 86 フランク・ホワイト 87 フランク・ホワイト 88 ハロルド・レイノルズ 89 ハロルド・レイノルズ
1990年代	90 ハロルド・レイノルズ 91 ロベルト・アロマー 92 ロベルト・アロマー 93 ロベルト・アロマー 94 ロベルト・アロマー 95 ロベルト・アロマー 96 ロベルト・アロマー 97 チャック・ノブロック 98 ロベルト・アロマー 99 ロベルト・アロマー
2000年代	00 ロベルト・アロマー 01 ロベルト・アロマー 02 ブレット・ブーン 03 ブレット・ブーン 04 ブレット・ブーン 05 オーランド・ハドソン 06 マーク・グルジラネック 07 プラシド・ポランコ 08 ダスティン・ペドロイア 09 プラシド・ポランコ
2010年代	10 ロビンソン・カノ 11 ダスティン・ペドロイア 12 ロビンソン・カノ 13 ダスティン・ペドロイア 14 ダスティン・ペドロイア 15 ホセ・アルトゥーベ 16 イアン・キンズラー 17 ブライアン・ドージャー 18 イアン・キンズラー 19 ヨルマー・サンチェス
2020年代	20 シーザー・ヘルナンデス 21 マーカス・セミエン 22 アンドレス・ヒメネス 23 アンドレス・ヒメネス 24 アンドレス・ヒメネス
投手捕手一塁手三塁手遊撃手外野手

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