マンハッタンヘンジ
マンハッタンヘンジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 09:24 UTC 版)
マンハッタンヘンジ(英: Manhattanhenge)は、ニューヨーク市マンハッタン区の碁盤の目状の大通りの東西方向の通りにちょうど沿って太陽が沈むという1年に2回起こる現象である。マンハッタン至点 (Manhattan Solstice) とも呼ばれる。この新語は、春分・秋分に太陽が石組に沿って並ぶ同様の劇的な現象が見られるストーンヘンジの派生語である[1]。アメリカ自然史博物館の天体物理学者であるNeil deGrasse Tysonによって2002年に一般に広まった。1811年委員会計画に従って真の東西方向から29.0度の補正を加えた碁盤目状に建設されたマンハッタンの道路に適用される(マンハッタンの東西方向の通りは真の東西方向に比べて西側が北に29.0度は上がっている。つまり、真の北を0度とするとこの道路の西方向は270+29=299.0度である。)。マンハッタンヘンジの時期には、観測者は東西方向の通りのいずれかに立つと、太陽がその通りの中央線に沿ってニュージャージー方向に沈んでいく(ロングアイランドから昇ってくる)光景を見ることができる。
- ^ ニューヨーク摩天楼の谷間に沈む夕日 見られるのは年2回だけ - NHK
- ^ a b Tyson, Neil deGrasse. "Manhattanhenge" on the Hayden Planetarium website
- ^ Harris, Rachel Lee. "Hot City, a Guide" New York Times (March 28, 2011)
- ^ Tyson, Neil deGrasse. “Sunset on 34th Street Along the Manhattan Grid”. Natural History. American Museum of Natural History. 2007年6月1日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2007年10月11日閲覧。 “Manhattan has two such special days: May 28 and July 12. On these days, the Sun fully illuminates every single cross street during the last fifteen minutes of daylight and sets exactly on the street’s centerline.”
- ^ Roylance, Frank. "Sunset on 'Manhattanhenge,'" Maryland Weather (The Baltimore Sun meteorology blog), Friday, July 13, 2007.
- ^ “Chicagohenge!”. Blog. Chicago Reader. 2010年9月20日閲覧。
- ^ “Torontohenge”. Torontopedia. 2012年12月25日閲覧。
- ^ “Experience "Manhattanhenge" in Toronto”. Gavan.ca. 2012年12月25日閲覧。
- ^ DeWolf, Christopher (2009年7月14日). “Manhattanhenge and Montrealhenge”. URABNPHOTO. 2013年6月10日閲覧。
- ^ “CSI: NY Manhattanhenge (2009)”. IMDb.com (2009年11月25日). 2009年12月4日閲覧。
- 1 マンハッタンヘンジとは
- 2 マンハッタンヘンジの概要
- 3 関連項目
- マンハッタンヘンジのページへのリンク