マルチフューエルエンジン
品質の異なる多種多様の燃料を燃焼させることを前提に設計された内燃機関。耐ノック性が低い燃料を使用する場合があるため、外部混合気生成ではノッキングや過早着火の危険性を伴うので、多種燃料機関では一般に内部混合気形成(直接噴射方式)が採用される。また、着火性が低い燃料を使用する場合は自己着火が困難または不可能になるため、スパークプラグやグロープラグなどの点火装置が装着される。多種燃料機関の実用例としてはへッセルマンエンジン、MAN社のFM式エンジンなどがある。また、ガスタービンは燃料に対し要求特性が厳しくないため、その素質を有している。一方、燃料性状のまったく違う水素とガソリンのマルチフューエル化は不可能である。
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