マフ型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 00:25 UTC 版)
「ディストーション (音響機器)」の記事における「マフ型」の解説
エレクトロ・ハーモニクス社が「ビッグ・マフ(英語版)」(1969年発売)で使用した回路。ディスクリート・トランジスター(個別半導体、単機能半導体)による増幅を経た後、ダイオードでクリッピングさせる。これと同様の回路を持つ機種にマクソンの「D&S ディストーション & サスティナー」(1974年)があるが、これが海外市場へ輸出された際には「アイバニーズ オーバードライブ」と名前を変えて発売された。ビッグ・マフは今日いわゆる「サスティナー系ファズ」の祖と見なされディストーションと分類される事は稀である。また、D&Sの音色は「ファズっぽいディストーション」とされる事が多く、オーバードライブとは見なされない。これらの用語は1970年代に普及の過程にあり、当時の日本の音楽業界の認識が窺える。
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