ポロネーズ第12番_(ショパン)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ポロネーズ第12番_(ショパン)の意味・解説 

ポロネーズ第12番 (ショパン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/13 09:07 UTC 版)

フレデリック・ショパンポロネーズ第12番(ポロネーズだいじゅうにばん、Polonaise)変ロ長調遺作)は、1817年、作者わずか7歳(8歳)の時の作品。ト短調の曲(第11番)同様、師匠アダルベルト・ジヴニーの支援で作曲されているが(自筆譜は存在せず、演奏を採譜したと思われる)、少年の作に留まらない完成品であると評される。コビラィンスカ(Krystyna Kobylanska)による『作品番号なしの作品目録』ではKK.IVa-1。ヤン・エキエルは、自身が校訂したナショナル・エディションの作品番号のない作品リストにおいて、1817年前半の作曲だと推定し、最初の作品としてWN.1の番号を与えている[1]

筆写譜(父ニコラには音楽の教養がなかったことから、ジヴニーによると思われる)でのみ知られており、1937年に楽譜が発見されて『遺作』として出版された(第二次世界大戦で紛失し、写真版がワルシャワのフレデリック・ショパン協会に保管されている)。

速度記号なし(パデレフスキ版ではVivo)。三部形式トリオ平行調。演奏時間は約2分。

左手オクターブのマーキー・ベースを背景にポロネーズリズムの軽快な序奏が出た後、ポロネーズらしい主題が出るが、前作とは対照的に端整な曲想。中間部は高音域に移り、簡単な伴奏の上にオルゴールを思わせる感傷的なメロディーが出る。

脚注

  1. ^ 『ショパン : ポロネーズ集(作曲家の死後に発見された遺作集)』、2010年、ポーランド音楽出版社 ISBN 4636003209

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ポロネーズ第12番_(ショパン)」の関連用語

ポロネーズ第12番_(ショパン)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ポロネーズ第12番_(ショパン)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのポロネーズ第12番 (ショパン) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS