ポロネーズ作品71_(ショパン)とは? わかりやすく解説

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ポロネーズ作品71 (ショパン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/23 06:53 UTC 版)

フレデリック・ショパンポロネーズ作品71(ポロネーズさくひんななじゅういち)は、作曲者の遺作である。

ショパンはもともと作品には非常なる潔癖性であり、死後に未発表の作品があれば処分するように言い残していた。わずか15歳から19歳の時の作品という若々しい感性のもので、技巧の派手さと右手声部の難しさが特徴である。友人のユリアン・フォンタナによって1855年に出版されている。

遺作という事情から、演奏会で取り上げられることは少ないが、60年代末のサンソン・フランソワ、ショパン全曲の音源を誇るウラディーミル・アシュケナージ、またキーシンなどが録音を残している。

おおむね序奏のついた三部形式

作品71-1

Allegro maestoso

第8番。ニ短調1825年作。序奏は音階動機の華々しいユニゾン。右手の跳躍が大きく、10度の旋律と効果的な三連符が早年の鋭い感受性を演出している。中間部は同主調ニ長調ポロネーズリズムと三連符が中心の語法となっている。

作品71-2

Allegro, ma non troppo

第9番。変ロ長調1828年作。やはり三連符の右手パッセージが全曲を駆け抜ける。中間部は平行調。32分音符の華麗な展開。

作品71-3

Allegro moderato

第10番。ヘ短調1829年作。情感のこもった緩やかな作品。中間部は平行調。複数ある自筆譜とフォンタナ版とでは差異が見られる。

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