ボルチモア・アンド・オハイオ鉄道向け
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「EMC製の1800馬力ディーゼル機関車」の記事における「ボルチモア・アンド・オハイオ鉄道向け」の解説
ボルチモア・アンド・オハイオ鉄道(B&O)のロードナンバー50は、基本的に前述511・512と同様の機関車である。製造は1935年8月。初のディーゼル機関車牽引の旅客列車であるロイヤル・ブルー(Royal Blue)で 1937年にEシリーズのEA・EBに代替されるまで使用された。 この車両の一端は半流線形であり、その形状からショベル・ノーズと称された。その前面は左右に分かれて運転士用の窓があり、旅客車では貫通扉が位置する部分にはなにもなかった。そして前述#511・#512同様、窓の上部と前面中央部に空気取り入れ口があった。 のちにB&Oが所有するシカゴ・アンド・アルトン鉄道に譲渡され、エイブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln (train))を牽引した。 アルトン鉄道がガルフ・モバイル・アンド・オハイオ鉄道(GM&O)となってB&Oの傘下から離れる際には、#50はGM&Oの#1200となった。第二次世界大戦後、ショベル・ノーズと称された形態から箱形の車体に改造された。その後は地方線区の貨物輸送に使用され、現在はセントルイスの鉄道博物館に保存されている。
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