ホップスコッチ/或るエリート・スパイの反乱とは? わかりやすく解説

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ホップスコッチ/或るエリート・スパイの反乱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/03 21:04 UTC 版)

ホップスコッチ/或るエリート・スパイの反乱
Hopscotch
監督 ロナルド・ニーム
脚本 ブライアン・フォーブス
ブライアン・ガーフィールド
原作 ブライアン・ガーフィールド
製作 エリー・ランドー
オットー・プラシュキス
音楽 イアン・フレイザー
撮影 アーサー・イベットソン
ブライアン・W・ロイ
配給 エンバシー・ピクチャーズ
公開 1980年9月26日
劇場未公開
上映時間 104分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
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ホップスコッチ/或るエリート・スパイの反乱(あるエリート・スパイのはんらん、原題:Hopscotch)は、1980年に公開されたアメリカ合衆国スパイコメディ映画。監督はロナルド・ニーム、主演はウォルター・マッソー。日本では劇場未公開で、東北新社/キングレコードからVHSが発売されたほか『ホップスコッチ・CIAを震撼させた男』という題でテレビ放送された[1]

概要

ブライアン・ガーフィールド1975年に発表した同名の小説の映画化。ガーフィールドは映画化の為に6年の歳月をかけて26種類以上の草稿を書き上げている[2]。また、本作でマッソーがゴールデングローブ賞主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされた。

タイトルの「ホップスコッチ」とは、いわゆるケンケンパのことである。

あらすじ

ミュンヘンのオクトーバーフェストで、ベテランCIA捜査官マイルズはマイクロフィルムがKGBのヤスコフの手に渡るのを阻止し、工作員を次々と検挙していった。だが彼はヤスコフを逮捕しなかったことを理由に、上司のマイヤーソンからデスクワークへの配置換えを命令される。

マイルズはこの状況を受け入れず、行動を起こす。関係書類を全て破棄し、CIAを退職。かつての恋人イゾベルを訪ねるためにザルツブルクへ飛ぶ。事情を察したヤスコフはマイルズに会い、KGBへの亡命を誘うが拒否される。

「回顧録でも書くのか」と皮肉るヤスコフの言葉を聞いたマイルズは、CIAやスパイ業界の内幕を赤裸々に暴露する小説の執筆を開始し、最初の章の内容を各国の諜報機関に送り付ける。マイルズの小説の執筆を知ったCIAは、彼を止めようと動き出すのだった。

キャスト

※括弧内は日本語吹替

  • レナード・ロス:デヴィッド・マッソー
  • パーカー・ウェストレイク:ジョージ・ベイカー
  • ラドラム:アイヴァー・ロバーツ
  • カーラ・フレミング:ルーシー・サローヤン
  • リロイ・マドックス:セヴァーン・ダーデン
  • 聖ブレヘレト:ジョージ・プラウダ
  • アルフィー・ブッカー:マイク・グウィリム
  • トービン:テリー・ビーバー
  • クラウゼン:レイ・チャールソン
  • フォレット:ダグラス・ダークソン
  • 入国審査官:ジェレミー・ヤング
  • 警備員:ジョー・ドーシー
  • ジャイルズ・チャーターメイン卿:アラン・カスバートソン

製作

構想

この映画は当初、小説のようなスリラー作品になる予定で、ウォーレン・ビーティジェーン・フォンダが出演することになっていた。しかし、ビーティがワーナー・ブラザーズと対立したために頓挫した[2]

キャスティング

ホロコーストで多くの親族を失ったユダヤ人のマッソーは、当初ドイツでのロケを拒否していたが、ニームがマッソーの息子デヴィッドと継娘のルーシーを映画に出演させることで、マッソーが譲歩した[3]

撮影

「ホップスコッチ」の撮影は、イギリスロンドンフランスマルセイユバミューダワシントンD.C.ジョージア州のサバンナ・アトランタ、当時の西ドイツミュンヘンなど、ヨーロッパとアメリカの多くの場所で行われた。また、冒頭のオクトーバーフェストは演出ではなく、実際に開催されていた中で8台のカメラを隠して撮影を行った[3]

演出

  マッソーには国務省から「本物のパスポート」が発行されており、彼が複数の国を行き来する際に使う偽名のパスポートが発行されている。パスポートはその機密性から、使用しないときは制作会社の金庫に保管され、撮影終了後、パスポートはワシントンD.C.の国務省に手渡しで返された[3]

脚注

  1. ^ allcinema (日本語), 映画 ホップスコッチ/或るエリート・スパイの反乱 (1980)について 映画データベース - allcinema, https://www.allcinema.net/cinema/21546 2022年9月17日閲覧。 
  2. ^ a b Hopscotch (1980) - IMDb, http://www.imdb.com/title/tt0080889/trivia/ 2022年9月17日閲覧。 
  3. ^ a b c AFI|Catalog”. catalog.afi.com. 2022年9月17日閲覧。

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