ホストアドレスとして
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/06 00:31 UTC 版)
「0.0.0.0」の記事における「ホストアドレスとして」の解説
ホストアドレスとしての0.0.0.0の用法には、以下のものがある。 「任意のIPv4アドレス」を意味する。サーバを設定するとき(すなわちlistenするソケットをバインドするとき)に使用される。C言語ではINADDR_ANYとしてマクロ定義されている(bind(2)はインタフェースではなくアドレスにバインドする)。 ホストにまだアドレスが割り当てられていないときに、ホストが自分自身を指すのに使用するアドレス。DHCPで最初のDHCPDISCOVERパケットを送信するときなどに使用する。 DHCPによるアドレス取得に失敗したときに、ホストが自分自身に割り当てるアドレス(ホストのIPスタックが対応している場合)。最近のオペレーティングシステムでは、これはAPIPAメカニズムに置き換えられている。 対象が利用できないことを明示的に指定する。 サーバにおいては、0.0.0.0は「ローカルマシン上の全てのIPv4アドレス」を意味する。ホストに192.168.1.1と10.1.2.1の2つのIPアドレスがあり、そのホストで実行されているサーバが0.0.0.0で待ち受けするように構成されている場合、どちらのIPアドレスに対しても到達可能になる。
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