ペンテコステの日の異言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/13 10:04 UTC 版)
使徒行伝2章11節-13節にはペンテコステの日の異言の記述がある。弟子達は「他国のことばで(ἑτέραις γλώσσαις)はなしだした」と記述されている 。「ことばで」(γλώσσαις (glṓssais);γλῶσσα の複数与格)は普通、ことばを話す器官である舌と、話す言葉の両方を意味する。「他の」(希: ἑτέραις (hetérais);ἕτερος (héteros)の女性形複数与格)は弟子達が自国語ではない国語で話したことを示す。聖書の記述によると、ここで言及されている異言は外国語である。弟子達が、学んだことのない、自国語でない言語を、話したという現象である。 彼らはその話すことばを理解することができ、ことばの混乱を起こしたバベルの塔の物語とは逆に、聖霊は人々が言葉を越えて互いに理解し合えるようにされた。
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