ペルフルオロイソブテンとは? わかりやすく解説

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ペルフルオロイソブチレン

分子式C4F8
その他の名称PFIB、2-Trifluoromethyl-1,1,3,3,3-pentafluoro-1-propene、1,1,3,3,3-Pentafluoro-2-(trifluoromethyl)-1-propene、ペルフルオロイソブテン、Perfluoroisobutene、2-(Trifluoromethyl)-1,1,3,3,3-pentafluoro-1-propene、ペルフルオロイソブチレン、Perfluoroisobutylene
体系名:1,1,3,3,3-ペンタフルオロ-2-トリフルオロメチル-1-プロペン、2-(トリフルオロメチル)ペンタフルオロ-1-プロペン、2-(トリフルオロメチル)-1,1,3,3,3-ペンタフルオロプロペン、1,1,3,3,3-ペンタフルオロ-2-(トリフルオロメチル)-1-プロペン、2-トリフルオロメチル-1,1,3,3,3-ペンタフルオロ-1-プロペン、2-(トリフルオロメチル)-1,1,3,3,3-ペンタフルオロ-1-プロペン


ペルフルオロイソブテン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/20 06:15 UTC 版)

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ペルフルオロイソブテン
Perfluoroisobutene
識別情報
CAS登録番号 382-21-8
PubChem 61109
RTECS番号 UD1800000
特性
化学式 C4F8
モル質量 200.03 g mol−1
密度 8.2 g/l
沸点

7.0 °C (280 K)

危険性
主な危険性 窒息性
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ペルフルオロイソブテン: Perfluoroisobutene、略称PFIB)は、フルオロカーボンの一種。IUPAC命名法では1,1,3,3,3-ペンタフルオロ-2-(トリフルオロメチル)-1-プロペンと表記される。沸点は7℃で、疎水性と強力な求電子剤としての作用を持つ。

毒性

ホスゲンの約10倍の毒性を持ち、吸入により致命的な肺水腫を引き起こすことがある。症状は、吸入後1〜4時間後に発現する場合がある。治療には、副腎皮質ホルモンの投与など肺水腫に対する治療法や、心不全低カルシウム血症に対する対症療法が採られる。適切な治療を行えば、多くの場合長期的な影響を残さず72時間以内に回復する。

水との接触により加水分解する。様々な化合物と反応し、フッ化カルボニルを生じる。

テフロン加工したフライパンの空焚きによっても生じるが、通常の使用では人体に影響を及ぼすほどの量は発生しない[1]

化学兵器禁止条約では、第一種指定物質に規定されている[2]

脚注

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