ベルトランによる問題の定式化とは? わかりやすく解説

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ベルトランによる問題の定式化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 11:39 UTC 版)

ベルトランの逆説」の記事における「ベルトランによる問題の定式化」の解説

ベルトランのパラドックスは以下のようなのである。 「円に内接する正三角形考える。その円の弦を1本無作為に選ぶ。その弦が正三角形の辺よりも長くなる確率はどれだけか?」 ベルトランはこれに関して3つの主張述べた。どれももっともらしく見えるが、結果異なるものとなる。 弦の選び方1:赤は正三角形の1辺より長く、青は短い 「無作為端点方式円周上の2点無作為に選び、それらを結ぶ弦を考える。問題確率計算するために、正三角形回転させ、1つ頂点選ばれた点の1つ一致するようにする。もしもう一方端点が、正三角形の他の2頂点結んだの上にあれば、弦は正三角形の1辺よりも長いことが分かる。この弧の長さ円周3分の1なので、求め確率3分の1である。 弦の選び方2 「無作為半径方式円の半径を1本無作為に選び、さらにその上1点無作為に選んで選ばれた点を通り選ばれ半径垂直な弦を考える。問題確率計算するために、正三角形回転させ、1辺が半径垂直になるようにする。選ばれた点が、辺と半径との交点より中心に近ければ、弦は1辺より長いこの辺半径中点を通るので、求め確率2分の1である。 弦の選び方3 「無作為中点方式円の内部の点を無作為に選び、それが中点となるような弦を考える。もし選ばれた点が、与えられた円と中心が同じで、半径その2分の1である円の内側にあれば、弦は正三角形の1辺より長い。従って、求め確率4分の1である。 これらの方式は以下のような図で表される。弦は中点と(中点円の中心である場合除き1対1対応する。上に記した3つの選択方式は以下のような中点分布を示す。方式1と2では一様でなく、方式3では一様な分布となる。一方、弦自体描いた場合下段)、方式2では円が視覚的に一様に塗り潰されているのに対し方式1と3はそうではない。 もちろん、弦を選ぶための他の方式容易に想像することができ、異な確率与えるものも多い。

※この「ベルトランによる問題の定式化」の解説は、「ベルトランの逆説」の解説の一部です。
「ベルトランによる問題の定式化」を含む「ベルトランの逆説」の記事については、「ベルトランの逆説」の概要を参照ください。

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