ベトナム語訳聖書とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ベトナム語訳聖書の意味・解説 

ベトナム語訳聖書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/30 20:09 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

ベトナム語訳聖書(ベトナムごやくせいしょ、英語: Bible translations into Vietnamese)。本項目では、キリスト教聖書ベトナム語への翻訳を扱う。

歴史

ベトナム語ラテン文字をベースにして表記する「クオック・グー」がポルトガルイタリアからのイエズス会宣教師によって作られて、アレクサンドル・ドゥ・ロードカトリックのテキストに応用してこの表記を定着させたのは1651年であった。

1916年に、パリ外国宣教会ベトナムへ派遣したアルベルト・シュリックリン(Albert Schlicklin、ベトナム語名:ツォ・チン・リン ベトナム語: Cố Chính Linh)が編纂したラテン語・ベトナム語並列『ツォ・チン・リン聖書』がパリで出版されて、1970年時点でもこれがカトリック信者の間では最も多く読まれている聖書であった。

一方1890年には、英国外国聖書協会もベトナム語の聖書作りを始め、ウィリアム・キャドマン(William Cadman)によるベトナム語訳聖書(1923年の新約、1926年の旧約)を作り、プロテスタントの間では一番よく読まれている[1]。1934年には全聖書として出版され、現在でもベトナム聖書協会が『旧聖書』として配布している。

1966年、ベトナム聖書協会が発足して、多くの聖書を配ると同時に、ベトナム語訳聖書に取り組み、2005年には『新聖書』を完成している。

1977年、新しくカトリック聖務日課をベトナム語にするために始まった委員会が、その後聖書翻訳も進めて、1999年に『KPA聖書』を完成した。これが現在カトリックでは一番多く読まれている。

翻訳テキストの例

日本語訳(新共同訳聖書
ヨハネによる福音書」3章16節:神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。
Translation John 3:16
ベトナム語: Kinh Thánh - Bản dịch 1926 ベトナム語: Vì Ðức Chúa Trời yêu thương thế gian, đến nỗi đã ban Con một của Ngài, hầu cho hễ ai tin Con ấy không bị hư mất mà được sự sống đời đời.
ベトナム語: Kinh Thánh - Bản dịch của Nhóm phiên dịch các giờ kinh phụng vụ, KPA (1994) ベトナム語: Thiên Chúa yêu thế gian đến nỗi đã ban Con Một, để ai tin vào Con của Người thì khỏi phải chết, nhưng được sống muôn đời.

脚注

  1. ^ The History of Vietnamese Bible Translation”. Vnbaptist.org. 2015年8月30日閲覧。

参照項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ベトナム語訳聖書」の関連用語

ベトナム語訳聖書のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ベトナム語訳聖書のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのベトナム語訳聖書 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS