ヘヴィメタルにおける使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/08 15:59 UTC 版)
「バリトン・ギター」の記事における「ヘヴィメタルにおける使用」の解説
特に90年代以降のヘヴィメタルの分野で、低域を駆使したサウンドが欲しいときに使われることが増えてきた。低音域のギターサウンドが欲しいときには、通常のギターをダウンチューニングする事が一般的だが、ある程度以上になると弦のテンションの確保が難しく、また、7弦ギターや8弦ギターなどの多弦ギターを使用すると、コードフォームがノーマルギターと違ってくる、ネックの幅が通常のギターより広くなることなどから演奏が難しくなる。そういう理由から、通常のギターと同じコード・フォームで弾けるバリトンを選択するのである。 メタリカのジェームズ・ヘットフィールドは、自身の名を冠したモデルを出していて("James Hetfield Signature Grynch"、ESP社のモデルでギブソン・SGに準じた"Viper"シェイプ、27インチ)、アルバム『セイント・アンガー』でそのサウンドを聴くことができる。 マシーン・ヘッドのロブ・フリンはエピフォンのシグネチュアモデルのバリトンを使用している(Epiphone Baritone Flying V "Love/Death"、27インチ)。 数多くの7弦、8弦ギターがバリトン・スケールを採用しており、8弦ギターにおいては寧ろ通常の25.5インチ以下は稀である。
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