ヘブライ語:ルーアッハ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/04 02:45 UTC 版)
「霊性 (キリスト教)」の記事における「ヘブライ語:ルーアッハ」の解説
旧約聖書のヘブライ語 רוח(ルーアッハ、ルーアハ)は、神の霊、息、風を意味する。ネシャマーと同義である。ルーアハは創世記1-2で「神の霊」と訳され、天地創造で唯一動くものである。 地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。 — 創世記1-2、『聖書[口語]』日本聖書協会、1955年 And the earth was waste and void; and darkness was upon the face of the deep: and the Spirit of God moved upon the face of the waters — Genesis1-2、Bible (American Standard),1901 時に彼はわたしに言われた、「人の子よ、息に預言せよ、息に預言して言え。主なる神はこう言われる、息よ、四方から吹いて来て、この殺された者たちの上に吹き、彼らを生かせ。そこでわたしが命じられたように預言すると、息はこれにはいった。すると彼らは生き、その足で立ち、はなはだ大いなる群衆となった。 — エゼキエル書37章9-10、『聖書[口語]』日本聖書協会、1955年 Then said he unto me, Prophesy unto the wind, prophesy, son of man, and say to the wind, Thus saith the Lord Jehovah: Come from the four winds, O breath, and breathe upon these slain, that they may live. So I prophesied as he commanded me, and the breath came into them, and they lived, and stood up upon their feet, an exceeding great army. — Ezekiel37:9-10、Bible (American Standard),1901 ルーアッハはまずもって人間を活かす生命力であり、肉とともに神と関係する人間を示すのみであるという見方もある。 梶原直美のヘブライ語からの用語変遷の整理では、 ネシャマー(ルーアハ)→プネウマ→スピリトゥス→スピリット(命の息) ネフェシェ→プシュケー→アニマ→ソウル(生きる者) となる。
※この「ヘブライ語:ルーアッハ」の解説は、「霊性 (キリスト教)」の解説の一部です。
「ヘブライ語:ルーアッハ」を含む「霊性 (キリスト教)」の記事については、「霊性 (キリスト教)」の概要を参照ください。
- ヘブライ語:ルーアッハのページへのリンク