プロプライエタリなドライバとAIGLX
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/13 09:26 UTC 版)
「AIGLX」の記事における「プロプライエタリなドライバとAIGLX」の解説
NVIDIAやATIなどのプロプライエタリなドライバはもともと独自にGLXを高速に描画するためのバックエンドを持っており、すでにXサーバと共にインストールされているGLX拡張モジュールを置き換える形で機能するようになっている。一方、AIGLXはXFree86ではMesaにより実装されていたGLXを、よりMesaの持つグラフィックアクセラレーション機構を活用できるように改良したものである。 Compizなどのウィンドウマネージャは視覚効果を実現するのに、texture_from_pixmapと呼ばれるOpenGL拡張に依存している。当初この拡張はMesaでしか実装されておらず、プロプライエタリなドライバと共に3Dデスクトップ環境を利用するには、ベンダーの対応を待つ必要があった。NVIDIAは2006年9月にリリースした9000シリーズ以降のドライバでこの拡張に対応している。 また、以上のような理由から、AIGLXをサポートしない古いXサーバ上でも、利用するアプリケーションの要求を満たすベンダ製のドライバを使うことで、AIGLXとほぼ同等の環境を実現することができる。
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