プロスト先行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 09:42 UTC 版)
「1989年日本グランプリ (4輪)」の記事における「プロスト先行」の解説
スタートではプロストがアウト側の2番グリッドから絶妙なスタートを決め、トップで1コーナーに進入した。セナはベルガーにも並ばれかけたが、プロストに続く2位をキープした。ナニーニが4位にジャンプアップし、セミATの問題を抱えるマンセルは6位に後退した。1周目にはミナルディの2台とシュナイダーが早くも姿を消した。 プロストは快調に走行し、10周目にはセナに対して4秒のリードを築いた。以下、ベルガー、ナニーニ、マンセル、パトレーゼがそれぞれ5秒前後の間隔で続いた。中団ではステファノ・モデナ(ブラバム)、ピケ、中嶋の9位争いに、後方からジャン・アレジ(ティレル)、エマニュエル・ピロ(ベネトン)が絡んで激しいバトルとなった。20周前後に各チームのピットストップが行われた。 プロストとセナの差は、周回遅れの処理なども絡んで、30周目には2秒ほどになった。3位のベルガーは34周目にギアトラブルが発生し、スローダウンしてピットに戻った。43周目にはチームメイトのマンセルも白煙を吹きながらストップした。ナニーニが単独3番手を走行するが、優勝争いの2台からは1分近く離されている。ピケやアレジと9位争いをしていた中嶋はタイヤ交換時に順位を落とし11番手を走行していたが、エンジンのオーバーヒートにより41周目にリタイアした。また中嶋と順位を争っていたアレジも37周でリタイアした。
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