ブークモールとニーノシュク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 17:03 UTC 版)
「ノルウェー語」の記事における「ブークモールとニーノシュク」の解説
長年にわたってデンマークの支配を受けたノルウェーの言葉は、数百年間はデンマーク語に近かったが、19世紀に至ると民族意識の高揚とともに違いが大きくなり、独立の言語としての意識が高まった。 こうした歴史的背景から、ノルウェー語にはブークモール (bokmål 「書籍語」) 、ニーノシュク (nynorsk「新ノルウェー語」) の2種があり、双方がノルウェーの公用語になっている。ブークモールはデンマーク語とあまり変わらない穏健派、ニーノシュクはデンマーク語の影響を受ける前の「本来の」ノルウェー語を取り戻そうという急進派である。公文書や放送では双方が使われ、また政府機関は双方を等しく受け入れなければならない。しかし民間での出版では 98% がブークモール、ニーノシュクは 2%である。
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