ブレイトンサイクル
ガスタービンの理想サイクルで、圧縮と膨張は断熱変化、加熱と排熱は定圧変化で構成される。連続的に気体を圧縮し、熱エネルギーが供給され、ガスの膨張によりタービンを回転させるサイクル。このタービンにより気体を圧縮すると同時に、外部に対して仕事を行う理論サイクル。通常のガスタービンは圧縮、膨張とも速度型の機関を使うが、容積型機関を使用しても理論的には実現可能であり、アメリカのブレイトンが1873年に圧縮・膨張とも、往復ピストン型を使って等圧燃焼機関を製作した。ブレイトンの往復型機関は熱効率が低く、構造が複雑で耐久性が劣っていたので実用化には至らなかったが、これを記念して単純ガスタービンサイクルをブレイトンサイクルと呼ぶ。ガスタービンエンジンの原型。
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