ブリッグス・カニンガム

大車林

ブリッグス・カニンガム(アメリカ)

英語 Briggs Swift Cunningham

1907年1月19日～2003年7月2日

資産家。ヨットの世界ではアメリカズ・カップを制したコロンビア号のオーナー兼クルーとしても知られる。1950年から60年代にかけて、私財を投じてアメリカ製エンジンを搭載したマシンを製作。白にブルーのストライプというアメリカのナショナル・レーシング・カラーに塗って、繰り返しルマンに挑戦した。優勝の夢こそ果たせなかったが、53年と54年に総合3位に入賞、52年には自らドライバーとして24時間中の20時間余を走り、4位でフィニッシュしている。のちには自らマシンの製作はせず、ジャガーEタイプの先行試作車E2Aなどを走らせた。66年から86年までコスタメサにあった博物館には、こうしたカニンガム・チームのマシンに加えて、13年のプジョーGPなど、歴史的に重要なクルマが多く集められていた。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。