ブランキオカリスの捕獲用の付属肢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 17:07 UTC 版)
「大付属肢」の記事における「ブランキオカリスの捕獲用の付属肢」の解説
Hymenocarina類に分類されるブランキオカリス(Branchiocaris)の捕獲用の付属肢は、触角より後ろに配置され、前向きに張り出している。詳細の構造ははっきりしないが、短くて頑丈な爪に似た形で、6節もしくは7節に構成される。 Budd 2008 と Lamsdell et al. 2013 に "大付属肢" と呼ばれていた。 この付属肢の由来は議論的で、それを明らかにする脳神経節の構造は未だに不明である。これは文献によって前大脳性/先節由来、中大脳性/第1体節由来、もしくは後大脳性/第2体節由来と推測されてきた。しかし Aria & Caron 2017a 以降では、上唇と大顎より後ろにあることと、同じくHymenocarina類である Tokummia の(第6体節由来とされる)捕獲用の付属肢に似ることが判明し、第6体節由来であることが示唆される。
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