ブイヌイ (ロシア海軍駆逐艦)とは? わかりやすく解説

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ブイヌイ (ロシア海軍駆逐艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/13 09:21 UTC 版)

艦歴
起工:
進水: 1901年8月11日
竣工:
就役: 1902年7月28日
喪失: 1905年5月28日
要目
排水量: 440トン
全長: 64.1m
全幅: 6.4m
喫水: 2.82m
機関: 2気筒3段膨張レシプロ2基
ヤーロー4基
2軸推進、5,700馬力
速力: 26.7ノット
航続距離: 1200海里
乗員: 士官4名、乗員62名
兵装: 50口径75mm単装砲1基
35口径47mm単装砲5基
381mm水上魚雷発射管3門

ブイヌイ(Буйный)はロシア海軍の駆逐艦(ロシア側の分類上では水雷艇)。ブイヌイ級の1番艦。1901年に建造され、1905年日本海海戦で失われた。

艦歴

1902年に竣工し、バルト海に配備された。1904年8月29日に第二太平洋艦隊(バルチック艦隊)へと編入され、クロンシュタットを出港している。日本海海戦においては、第1駆逐艦隊の一艦として日本海軍と海戦を行なっている。

海戦においては、戦闘行動のほか救援活動に尽力し、沈没した戦艦オスリャービャ」からの乗員救助を行い、ほぼ行動不能となった「クニャージ・スヴォーロフ」からジノヴィー・ペトロヴィチ・ロジェストヴェンスキー司令長官とその幕僚らを救出した。その後ウラジオストクに向けて航行したが機関の損傷が激しく5月28日朝になって放棄されることになった。ロジェストヴェンスキーらは「ベドーヴイ」へ、本艦や「オスリャービャ」の乗員は「ドミトリー・ドンスコイ」へ移乗し、「ドミトリー・ドンスコイ」の砲撃によって鬱陵島南方海上で撃沈処分された。

参考文献

  • «Невки». Эскадренные миноносцы типа «Буйный» и его модификации; Афонин, Н.Н. - Изд-во: СПб: ЛеКо, 2005 г.; ISBN 5-902236-19-3
  • Александровский Г. Б. Цусимский бой. — Нью-Йорк: Rossiya Publishing Company, Inc., 1956.

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