フランス・メリノ
【英】:France Merino
比較的バルキー性があるため、我が国ではふとんの原料として多く使われている。
1852年の統計では、フランスには3,300万頭の羊がいたが、その後、農作物の増産、飼牛への転換、戦争などで減少を続け、1995年には1,000万頭位になった。フランス・メリノは品質の均一性に乏しく、夾雑物の混入が多く、したがって、歩留まりが低い。これは、冬期に小屋に入れて飼育することが多いので、敷藁等の混入が多いためである。メリノタイプの羊毛はフランス羊毛のうち、15~20%程度で、これも小規模の飼育農家が全国に分散しているため、品質が多種多様で、一件あたりの数量が非常に少ない。したがって、均一性を重視する紡績用には全く不向き。比較的低廉なため、ふとん用の原料として、我が国に多く輸入されているが、統計数値を見ると、輸入量がフランス・メリノ羊毛の生産量を上回っているので、他の羊種、あるいは他国の羊毛がかなり混入されているものと推察される。
ふとんの原料として非常に良いとされているものは、フランス北西部のラムブーイエ牧場で品種改良された「ラムブイエ・メリノ種(Rambouillet Merino)」である。この羊は、メリノ本来の毛質を持つ以外に、ダウン種以上のバルキー性と耐久性を持っているため、ふとんの原料として最適種といわれている。しかし、ごく限られた地域でしか産出されないため、量が非常に少なく、幻のウールといわれている。
比較的バルキー性があるため、我が国ではふとんの原料として多く使われている。
1852年の統計では、フランスには3,300万頭の羊がいたが、その後、農作物の増産、飼牛への転換、戦争などで減少を続け、1995年には1,000万頭位になった。フランス・メリノは品質の均一性に乏しく、夾雑物の混入が多く、したがって、歩留まりが低い。これは、冬期に小屋に入れて飼育することが多いので、敷藁等の混入が多いためである。メリノタイプの羊毛はフランス羊毛のうち、15~20%程度で、これも小規模の飼育農家が全国に分散しているため、品質が多種多様で、一件あたりの数量が非常に少ない。したがって、均一性を重視する紡績用には全く不向き。比較的低廉なため、ふとん用の原料として、我が国に多く輸入されているが、統計数値を見ると、輸入量がフランス・メリノ羊毛の生産量を上回っているので、他の羊種、あるいは他国の羊毛がかなり混入されているものと推察される。
ふとんの原料として非常に良いとされているものは、フランス北西部のラムブーイエ牧場で品種改良された「ラムブイエ・メリノ種(Rambouillet Merino)」である。この羊は、メリノ本来の毛質を持つ以外に、ダウン種以上のバルキー性と耐久性を持っているため、ふとんの原料として最適種といわれている。しかし、ごく限られた地域でしか産出されないため、量が非常に少なく、幻のウールといわれている。
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