フランシス・ホール日本滞在日記
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「フランシス・ホール」の記事における「フランシス・ホール日本滞在日記」の解説
後年、フランシスの900ページに及ぶ滞在日記が見つかり、1992年に「Japan Through American Eyes: The Journal of Francis Hall, 1859-1866(アメリカ人の目を通して見た日本:フランシス・ホールの日記 1859-1866年)」のタイトルで出版された。幕末期の日本滞在記は公職者によるものがほとんどであり、新天地での一攫千金を求めて日本に来た商人には文盲も多く、その点でフランシスの日記は商人による珍しい日本観察記として貴重な歴史資料となっている。知識人や為政者との交流が多い公職者とは交際範囲も自ずと異なることから庶民の生活をつぶさに観察し、忌憚ない言葉で描写、また、しばしば日本人に対する優越感も吐露している。2000年に、一般読者に誤解される恐れがあるとして、近視眼的な偏見に基づく記述部分が削除され、編集し直された軽装版が再版された。
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