フランシス・ベベイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/06 08:35 UTC 版)
フランシス・ベベイ Francis Bebey | |
---|---|
生誕 | 1929年7月15日 |
出身地 | 仏領カメルーン、ドゥアラ |
死没 | 2001年5月28日(71歳没) フランス、パリ |
ジャンル | アフリカン・ミュージック ワールド・ミュージック |
職業 | シンガーソングライター、小説家 |
担当楽器 | 歌唱、ギター、フルート、パーカッション、サンザ |
活動期間 | 1969年〜2000年 |
フランシス・ベベイ(Francis Bebey、1929年7月15日 - 2001年5月28日)はカメルーンの歌手。ドゥアラで生まれた。「フランシス・ブベイ」とも表記する。
概要
人道的な内容の曲を世へ送り出していた歌手の一人として知られる。彼の1970年代のヒット曲「Agatha」は反人種差別曲であり、歌の内容は白人男との浮気の末に出来た白い肌の子供を、アフリカ系の主人公との子供だと言い張る美人妻アガタに対し、主人公が「ウソをつくな」と言いながらも、最後には肌が黒くても白くても子供は子供と受け入れるというものだった。
また、音楽活動の傍らで小説を出しており、1967年に発表の『アガト・ムディオの息子』はカメルーンの小説の一つとしてアフリカ内で今も認知されている。
その他
フランスのアルジェリア移民であるラシッド・タハは、2006年のアルバム「ディワン2」でこの曲をカヴァーしている。[1]
ディスコグラフィー
アルバム
- Concert Pour Un Vieux Masque, LP, Philips, 1968
- Savannah Georgia, LP, Fiesta Records, 1975
- Guitare D'Une Autre Rime, LP, Ozileka, 1975
- La Condition Masculine, LP, Ozileka, 1976
- Fleur Tropicale, LP, Ozileka, 1976
- Je Vous Aime Zaime Zaime, LP, Ozileka, 1977
- Ballades Africaines, LP, Ozileka, 1978
- Priere Aux Masques. LP, Ozileka, 1979
- Un Petit Ivoirien, LP, Ozileka, 1979
- Afrikanischer Frühling, LP, Marifon, 1980
- Haïti - Guitar Music Trio, LP, Ozileka, 1981
- Bia So Nika, LP, Ozileka, 1981
- Africa Sanza, Ozileka, 1982
- New Track, Ozileka, 1982
- Pygmy Love Song, LP, Editions Makossa, 1982
- Super Bebey - Vingt Plages Ensoleillées, 2xLP, Ozileka, 1983
- Sanza Nocturne, Ozileka, 1984
- Akwaaba: Music For Sanza, Original Music, 1984
- Le Solo De Bruxelles, LP, Ozileka, 1985
- Heavy Ghetto, Anti Apartheid Makossa, LP, Ozileka, 1985
- Si Les Gaulois Avaient Su!, LP, Blue Silver, 1986
- Baobab, LP, Volume, 1988
- African Woman, LP, Volume, 1988
- World Music Guitar, CD, Ozileka, 1992
- Sourire De Lune, CD, Ozileka, 1996
コンピレーション・アルバム
- Rire Africain, Ozileka, 1981
- Nadolo / With Love - Francis Bebey Works: 1963-1994, CD, Original Music, 1995
- African Electronic Music 1975-1982, LP/CD, Born Bad Records, 2011
- Psychedelic Sanza 1982-1984, LP/CD, Born Bad Records, 2014
- La Condition Masculine, CD, Sonodisc
脚注
- ^ CD「ラシッド・タハ/ディワン2」解説
- フランシス・ベベイのページへのリンク