フッ化白金(VI)とは？わかりやすく解説

フッ化白金(VI)
	IUPAC名 platinum(VI) fluoride; platinum hexafluoride
特性
化学式	PtF6
モル質量	309.1
外観	暗赤色固体
密度	5.21
融点	61.3 °C
沸点	69.1 °C
危険性
主な危険性	酸化剤 (O)
NFPA 704	0 4 4 OX
	特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

フッ化白金(VI)（フッかはっきんろく、英: platinum(VI) fluoride）は、化学式 PtF₆ で表される白金の六フッ化物で、白金の化合物において酸化数が+6である唯一の例である。暗赤色の揮発性の固体で、気体も暗赤色である。4つのd電子が三重項基底状態にあり、常磁性をもつ。

PtF₆ は強力な酸化剤かつ強力なフッ素化剤であり、最もよく知られているのはキセノンをヘキサフルオロ白金酸キセノンにする反応である。この反応の発見（1962年）によって希ガス化合物の存在が証明された。この反応をキセノンではなく酸素に対して行うと、ヘキサフルオロ白金酸ジオキシゲニル ((O₂)⁺(PtF₆)^-) ができる。

合成

PtF₆ はフッ素と白金との反応によって得られる^[2]。この方法は発見当時から依然として使われている^[3]。

{\ce {{Pt}+ 3 F2 -> PtF6}}

フッ化白金(VI)

IUPAC名 platinum(VI) fluoride platinum hexafluoride
特性
化学式	PtF₆
モル質量	309.1
外観	暗赤色固体
密度	5.21
融点	61.3 °C^[1]
沸点	69.1 °C^[1]
危険性
主な危険性	酸化剤 (O)
NFPA 704	0 4 4 OX
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。