フタラール製剤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/24 06:08 UTC 版)
「オルトフタルアルデヒド」の記事における「フタラール製剤」の解説
OPAは、医療器具の消毒にも用いられる。 日本では、高水準消毒薬(芽胞が多数存在する場合を除きすべての微生物を死滅させる)としての2001年の承認以降、0.55%のフタラール製剤(商標:「ディスオーパ」)が、ジョンソン・エンド・ジョンソン社から市販されている。 殺芽胞効果自体は弱いものの、既存の消毒薬・グルタラール(グルタルアルデヒド)よりも揮発性が低いなどの利便性から、医療機関で普及した。 しかし、アナフィラキシーショック事故が相次いで発生したため、一部の器具に対する使用制限がかけられた。 使用時には、眼への飛散に対する注意、グルタラール用マスク・ゴム手袋の着用、換気が必要である。
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