フェロメックスとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/04 05:48 UTC 版)
「フェロスール」の記事における「フェロメックスとの関係」の解説
2005年3月、メキシコの巨大鉱山会社、グルポ・メヒコが、鉄道・運輸部門の子会社(74.99%)であるITM(Infrastructure y Transportes Mexico)の100%子会社、ITF(Infraestructura y Transportes Ferroviarios)を通じてグルポ・カルソ(Grupo Carso)とシンカ(Sinca)の保有するフェロスールの権益100%をITMの権益保有25%(3,260ドル)で買収した。 2006年末現在、フェロスールはITMの完全子会社であり、メキシコの最大の鉄道運営組織であるフェロメックスはやはりITMの子会社(74%。残る26%はアメリカのユニオン・パシフィック鉄道が保有)であるGFM(Grupo Ferroviario Mexico)の100%子会社である。つまり、フェロスールとフェロメックスは兄弟会社ならぬ「従兄弟会社」とでもいうべき関係となり、メキシコにある3大長距離鉄道会社のうち2社が、グルポ・メヒコの大きな影響下におかれることとなった。フェロメックスは、2006年2月1日以降、フェロスールの親会社であるITMとの統合を模索しているが、メキシコ政府は、この統合がなされると独占禁止法に反するとしている。
※この「フェロメックスとの関係」の解説は、「フェロスール」の解説の一部です。
「フェロメックスとの関係」を含む「フェロスール」の記事については、「フェロスール」の概要を参照ください。
- フェロメックスとの関係のページへのリンク