フェロインと類似体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 16:24 UTC 版)
「フェナントロリン」の記事における「フェロインと類似体」の解説
フェナントロリンの鉄(II)錯体はフェロインと呼ばれ、化学式[Fe(phen)3]2+で表される。フェロインは酸化還元指示薬として用いられる。標準電極電位は+1.06Vである。還元されたフェロインは赤を、酸化されたフェロインはライトブルー(英語版)を呈する。フェロインは細胞透過性があり、細胞内で金属プロテアーゼに対する酵素阻害剤として働く。 またニッケルの錯体([Ni(phen)3]2+)はピンク色をしており、Δ体とΛ体に分解する。アナログであるルテニウム錯体([Ru(phen)3]2+)は古くから生理活性があることが知られている。
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