ファジィ論理の真理値の具体例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/23 22:40 UTC 版)
「ファジィ論理」の記事における「ファジィ論理の真理値の具体例」の解説
ファジィ論理は洗濯機や冷蔵庫のような家電機器の制御に使われる。例えば洗濯機では、洗濯物の量や洗剤の濃度を調べて、洗濯槽の回転などを調整する。 基本的な応用の特徴として、連続値をいくつかの区分に分ける点が挙げられる。例えば、アンチロック・ブレーキ・システムでは温度を測定するが、温度をいくつかの区分に分け、それぞれにメンバシップ関数を定義し、ブレーキを適切に制御する。各関数は同じ温度に0から1までの真理値を割り当てる。これらの真理値を使って、ブレーキをどう制御すべきかを決定する。 上図では、cold、warm、hot という関数で温度の値をマッピングしている。ある温度には各関数に対応した3つの真理値がある。上図で縦線で示している温度を見てみると、3つの真理値(0.8、0.2、0)が対応し、それらを解釈すると「かなり冷たい」(青い矢印)、「やや暖かい」(黄色の矢印)、「熱くない」(赤い矢印)ということになる。
※この「ファジィ論理の真理値の具体例」の解説は、「ファジィ論理」の解説の一部です。
「ファジィ論理の真理値の具体例」を含む「ファジィ論理」の記事については、「ファジィ論理」の概要を参照ください。
- ファジィ論理の真理値の具体例のページへのリンク