ピウスの称号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 18:38 UTC 版)
「アントニヌス・ピウス」の記事における「ピウスの称号」の解説
帝位継承から真っ先にアントニヌス帝が行ったのは先帝ハドリアヌスを歴代皇帝と同じく神に祭る事であった。この提案はハドリアヌス帝と対立していた元老院に反対されたが、アントニヌス帝は懸命に元老院を説得する事に努めて遂に元老院を説き伏せた。この行動は主君に対するピエタス(献身)であると賞賛され、元老院はハドリアヌス帝を神に祭るのと合わせて彼に「アントニヌス・ピウス(慈悲深きアントニヌス)」の称号を与えた。他に晩年のハドリアヌス帝を献身的に支えた事も理由に含められた。 そしてハドリアヌス帝の路線をできる限り継承する事を望み、残された先帝時代に予定された事業の完成を急いだ。
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