アンスリウム属とは? わかりやすく解説

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アンスリウム属

(ヒメアンスリウム から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/25 10:25 UTC 版)

アンスリウム属
アンスリウム属の一種
オオベニウチワ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: オモダカ目 Alismatales
: サトイモ科 Araceae
: アンスリウム属 Anthurium
学名
Anthurium Schott [1]
タイプ種
Anthurium acaule (Jacq.) Schott.[1]
シノニム

Podospadix Raf.
Strepsanthera Raf.[1]

本文参照

アンスリウム属(アンスリウムぞく、Anthurium)とは、サトイモ科の属の一つ。ベニウチワ属ともいう。熱帯アメリカ原産で600種以上ある。葉や(花に見える部分)が美しいものがあり、観葉植物として栽培されるものがある。

うちわの形をしていることから「べにうちわ」とも呼ばれる。英名の「FLAMINGO FLOWER」は、フラミンゴの立ち姿に似ていることが由来[2]

主な種

原産地はコロンビア。単にアンスリウムというと本種を意味することが多い。本種の小型の品種をヒメアンスリウム(学名 A. andreanum 'Compactum')という。
原産地はグアテマラ、コスタリカ。
原産地はコロンビア
原産地はコロンビア

栽培

強い日光に当てると葉焼けするが、暗すぎる場所に置くと花が咲かなくなるので室内の半日陰が置き場所として適している。用土の過湿は嫌うが、多湿を好む。

風通しが悪いとカイガラムシが発生することがある。ハダニは、水やりの際、株全体に水がよくかかるように与えると、発生を抑えることができる。また新芽や蕾の柔らかい部分にアブラムシが発生することがある。庭植えなど外で栽培する場合は、花芽や新葉、発芽したての株などが、ナメクジダンゴムシに食害されることがある。

増やす場合は、株分けか挿し木を利用する。挿し木の適期は5月から8月頃で、伸びすぎた茎の先端を10cmほどの長さに切って葉を2~3枚残し、バーミキュライトなどに挿す[3]

脚注

  1. ^ a b c Anthurium Tropicos
  2. ^ 瀧井康勝『366日 誕生花の本』日本ヴォーグ社、1990年11月30日、241頁。 
  3. ^ アンスリウムの育て方・栽培方法”. みんなの趣味の園芸. NHK出版. 2025年8月25日閲覧。

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