パルスの形状制御
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/24 23:32 UTC 版)
光学機器(例えばビーム拡大器や空間フィルター等)は連続的なビームにも使われるが、超短パルスにも使われる。超短パルスの為に作られた光学機器もいくつかある。パルス圧縮器やスペクトル位相制御装置などがある。それらはプリズム(プリズムコンプレッサー)や回折格子で作られる。それらの光学機器をきちんと配置することで、入射光のスペクトル位相が変わり、最短の時間幅の、すなわち周波数帯域限界のパルスが出力される。パルス整形器は超短パルスの位相と振幅の両方の調整に使われる。 パルスのスペクトルの位相の十分な解析は特定のパルスのスペクトル位相を知るためには必須である。空間光変調器は4フェムト秒程度のパルスを調整するために使われる。Multiphoton Intrapulse Interference Phase Scan (MIIPS) はパルスの特性を調べられるだけでなく特定の点で、希望のパルス形状を形成することが出来る。この技術は、機器を動かさず、簡素な機器を用い、超短パルスの十分な較正と調整が出来る事を特徴とする。
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