パスワード保護機能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/09/15 12:01 UTC 版)
「DeepFreezer」の記事における「パスワード保護機能」の解説
DeepFreezer および yzenc は圧縮(アーカイブ作成)の際、簡易な機密保護として、アーカイブにパスワードを付加することができる。パスワード保護されたアーカイブは、解凍時にパスワード入力を要し、正しいパスワードを入力しなければ解凍できない。 DeepFreezer は、通常のパスワードに加え、公開鍵パスワード機能を持つ。圧縮(アーカイブ作成)の際、他人に知らせない「秘密パスワード」を指定すれば、 DeepFreezer は他人に知らせてよい「公開パスワード」を算出して表示し、アーカイブに公開パスワードを付加する。解凍の際は正しい公開パスワードを入力しなければならない。これは簡易なデジタル署名のように機能する。 逆に、この公開パスワードを圧縮(アーカイブ作成)の際に指定すれば、解凍時には秘密パスワードが必要となる。これは簡易な公開鍵暗号のように機能する。 このパスワード機能および公開鍵パスワード機能は、パスワードを入力しなければ解凍できないようにするだけであって、共通鍵暗号や公開鍵暗号といった暗号技術によって暗号化しているわけではない。また、パスワードに対する総当たり攻撃や辞書攻撃も脅威となり得る。 PGP 等の暗号ツールと比べ、手間が少なく手軽に使用できる反面、各種の共通鍵暗号や公開鍵暗号のような安全性を目指した設計でないことには注意が必要である。
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