バースの女房の話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 10:50 UTC 版)
「カンタベリー物語」の記事における「バースの女房の話」の解説
アーサー王は、死刑の決まった家来の若い騎士に対して、命を助ける条件として「女は何が一番好きか」の答えの探索を命じ、1年と1日の猶予を与える。騎士は旅の途中に出会った醜い老婆からその答えを教えてもらい、王宮でそれを言うと、女性全員の同意を得られ、無事死刑を免れた。しかし、老婆はその御礼に騎士に「結婚」を求め、無理矢理結婚させられる。そして、新婚の床に入ることになったが——。 中世文学の「Loathly lady(嫌でたまらない女)」モチーフを利用している。その古い例ではアイルランド神話の『Niall Noígíallach』がある。アーサー王の甥ガウェインを主人公にした『ガウェイン卿とラグネル婦人の結婚(The Wedding of Sir Gawain and Dame Ragnelle)』やバラッド『ガウェイン卿の結婚(The Marriage of Sir Gawain)』も『バースの女房の話』と同じ話である。
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