バンド計算における相対論効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/09 20:48 UTC 版)
「相対論効果」の記事における「バンド計算における相対論効果」の解説
バンド計算において、扱う原子が重くなると、相対論効果が無視できなくなる。通常は、半相対論 (Scalar relativistic, Semi relativistic) 的な形で相対論効果はバンド計算に取り入れられている場合が多い。この場合、スピン軌道相互作用は考慮されない。スピン軌道相互作用などの相対論効果を全て考慮したものを、Full relativistic と言う。 どのくらい重ければ相対論効果が無視できないかは、計算対象と目的によって異なるが、4d遷移金属とこれらと同じ周期にある他の元素辺りが一つの目安である。これは目安であって、軽い元素でも対象となる物理量等によっては、相対論効果が無視できない場合がある。
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