国会議事堂 (バングラデシュ)とは? わかりやすく解説

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国会議事堂 (バングラデシュ)

(バングラデシュの国会議事堂 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/04 22:50 UTC 版)

バングラデシュ国会議事堂
জাতীয় সংসদ ভবন
概要
建築様式 モダニズム建築ブルータリスト建築
所在地 バングラデシュ ダッカ
座標 北緯23度45分44秒 東経90度22分43秒 / 北緯23.76222度 東経90.37861度 / 23.76222; 90.37861座標: 北緯23度45分44秒 東経90度22分43秒 / 北緯23.76222度 東経90.37861度 / 23.76222; 90.37861
入居者 国会 (バングラデシュ)
着工 1961年
開業 1982年
高さ 約50m
技術的詳細
床面積 76,459㎡ [1]
設計・建設
建築家 ルイス・カーン
ウェブサイト
http://www.parliament.gov.bd/index.php/en
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国会議事堂(こっかいぎじどう、ベンガル語: জাতীয় সংসদ ভবন)は、バングラデシュ国会議事堂。首都ダッカにある。議会は一院制である。

歴史

議事堂の建設が計画された1950年代後半、バングラデシュは「東パキスタン」であり、ダッカは「第二首都」という位置付けだった。西パキスタンとの関係は悪化しており、結果としてバングラデシュ大虐殺 (1971年)、そしてバングラデシュ独立戦争が勃発する事態となった。この政治的混乱のため工事期間は1961年から1982年の長期に及んだ。

建築

設計を担当したのはアメリカの建築家ルイス・カーンである。カーンはブルータリズムの代表的な建築家であり打放しコンクリートを多用することで知られた。彼はこの建物のデザインに曲線や45°の角を組み合わせることで無機質になりがちなコンクリートに「表情」を与えている[2]

議事堂は中心に議場を配置し、その周りに8つブロックが連結する構造となっている。議場は自然光が入る明るい空間となっており、照明はクモの巣のようなワイヤーに多数のランプが付いた独特な造りである。ブロックの壁には丸や三角の大きな穴が空いており風通しがよい。

議事堂周辺のランドスケープは巧妙に作られており、美観と実用を両立している。議事堂はV字形の湖の水上にあり、沼地の多いバングラデシュの地勢を象徴している。議事堂へのアクセスは橋を渡る必要があるため、セキュリティの面でも効果的である。湖畔には議事堂を補完する施設(議員宿舎など)が立地している。

脚注

  1. ^ History and Building”. 2022年10月11日閲覧。
  2. ^ Jatiya Sangsad Bhaban”. 2022年10月11日閲覧。

関連項目





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