バルティ発電所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/15 14:04 UTC 版)
バルティ発電所は1959年から1965年にかけて、ナルヴァの南西5キロメートルの場所に建設された。2005年末の時点で、バルティ発電所の設備容量は765メガワット、熱容量は400メガワットであった。冷却水は、ナルヴァ川沿いにある貯水池から2本の全長1キロメートルの取水路を通じて取り入れている。バルティ発電所はナルヴァの地域熱供給システムの唯一の熱源でもある。 バルティ発電所は新旧2つの部分からなる。古い部分には18基のTP-17ボイラーと8基の100メガワット蒸気タービンが設置されており、現在はそのうちボイラー4基とタービン2基のみが運転されている。新しい部分には8基のTP-67ボイラーと4基の200MWタービンが設置されている。いずれのボイラーも微粉焚きである。 2003年には11号機が循環流動床 (CFBC) ボイラーに更新され、微粉焚きよりも高効率となり、環境性能も向上 (低SO2・低CO2) した。 バルティ発電所には4つの煙突があり、高さはそれぞれ149メートル (489 ft)、150.6メートル (494 ft)、 153メートル (502 ft)、182.6メートル (599 ft) ある。
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