バニーズとは? わかりやすく解説

寺内タケシとバニーズ

(バニーズ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/26 03:29 UTC 版)

寺内タケシとバニーズ
荻野達也とバニーズ
出身地 日本
ジャンル グループ・サウンズ
活動期間 1966年 - 1971年
レーベル キングレコード
リバティレコード
メンバー 荻野達也
井上正
黒沢博
鈴木義之
栗山正
旧メンバー 寺内タケシ
小野肇
輿石秀之

寺内タケシとバニーズは、1966年に結成されたグループ・サウンズのバンド。1966年にデビューし、1971年に解散した。グループ名の由来は、[1]リーダーである寺内タケシの「干支が兎年」であることから名付けられた。代表曲は「太陽の花」「悪魔のベビー」など。

メンバー

キャリア

寺内タケシとブルージーンズ(第1次)を脱退した「エレキの神様」寺内タケシによって1966年に結成され、同年12月にキングレコードから「テリーのテーマ」でデビュー。1967年にシングル「レッツ・ゴー・シェイク」を発表。さらにアルバム「レッツゴー運命」で第9回日本レコード大賞「編曲賞」を受賞した。1967年から1968年にかけて「悪魔のベビー」「太陽の花」を発表した[6]

しかしその後、寺内と他のメンバーの間で音楽性の行き違いによって意見が対立し、寺内も「一人前になった」と実力を評価したこともあり、バニーズを「独立」させ、寺内自身は「ブルージーンズを再興」する形で離脱した。バニーズはこれを機に「荻野達也とバニーズ」を名乗り、レコード会社も東芝リバティレコード)に移籍した。

その後も、シングル、アルバムを出しながら活動を続たが、1971年に解散している。

後年、メンバーだった大石吾朗、黒澤博、鈴木義之が寺内タケシとブルージーンズのライブに参加する形で、バニーズとしての活動を再開した形となっている。

ディスコグラフィ

シングル

  1. テリーのテーマ(1966.12.1)
    • 作曲:寺内タケシ/編曲:寺内タケシ
  2. 帰らぬ誓い(1966.12.10)
    • 作詞:荻野達也/作曲:荻野達也/編曲:寺内タケシ
  3. 勧進帳(1967.3.1)
    • 編曲:寺内タケシ
  4. レッツ・ゴー・シェイク(1967.3.20)
    • 作詞:ささきひろと/作曲:寺内タケシ/編曲:寺内タケシ
  5. ライジング・ギター(1967.5.20)
    • 作曲:寺内タケシ/編曲:寺内タケシ
  6. 「悪魔のベビー」(1967.8.1)
    • 作詞:ささきひろと/作曲:寺内タケシ/編曲:寺内タケシ
      • 別題「悪魔のベイビー」。後に寺内企画(寺内が率いたプロダクション)所属のフィリピン人グループ・サウンズ、ザ・クラックナッツがカバー。
  7. 運命(1967.10.1)
    • 作曲:ベートーヴェン/編曲:寺内タケシ
      • アルバム「レッツゴー運命」からのシングルカット。
  8. 愛のリメンバー(1967.10.20)
    • 作詞:鈴木義之/作曲:鈴木義之/編曲:寺内タケシ
  9. 津軽じょんがら節(1967.11.1)
    • 編曲:寺内タケシ
      • 三橋美智也による三味線演奏との競演。キャッチコピーは“世紀の大対決!三橋美智也対寺内タケシ”
  10. 太陽野郎(1967.11.20)
  11. フィードバック・ギター(1968.1.20)
    • 作曲:寺内タケシ/編曲:寺内タケシ
  12. 「太陽の花」(1968.3.10)
    • 作詞:ささきひろと/作曲:寺内タケシ/編曲:寺内タケシ
  13. レッツ・ゴー・ブガルー(1968.5.20)
    • 作詞:ささきひろと/作曲:寺内タケシ/編曲:寺内タケシ
  14. 東京のサンセット(1968.9.20)
    • 作詞:岩谷時子/作曲:いずみたく/編曲:寺内タケシ
      • この作品より名義が「荻野達也とバニーズ」に。レコードの上では、寺内も「ギター演奏」という形でゲスト参加。
  15. たそがれ(1969.1.20)
  16. ウスクダラ(1969.3.10)
    • 編曲:寺内タケシ
  17. ブルー・スター(1969.5.1)
    • 作曲:ヤング・ヘイマン/編曲:寺内タケシ
  18. 金色のほほ(1970.3.5)
  19. 双子座の奇蹟(1970.10.5)
  20. 悲しき雨音(1971.3.25)
  21. 北風(1971.10.5)
    • 作詞:片桐和子/作曲:Rod Morris/編曲:荻野達也

アルバム

  1. バニーズ誕生!レッツゴー寺内タケシ(1966.12.10)
  2. 正調寺内節(1967.3.1)
  3. 世界はテリーを待っている(1967.6.20)
  4. レッツゴー「運命」(1967.9.10)
  5. バニーズ・ゴールデン・アルバム(1967.12.10)
  6. バニーズ・ゴールデン・コンサート(1968.4.20)
  7. 北風/バニーズの世界(1971.10.5)

関連項目

脚注

  1. ^ 近代映画 1967年12月号 近代映画社 130頁。
  2. ^ 博が…亡くなった…。”. 黒沢年雄公式ブログ (2024年9月7日). 2024年9月7日閲覧。
  3. ^ 「3年目の浮気」ヒロシ&キーボーの黒沢博さん死去、75歳 実兄・黒沢年雄が臨終の様子明かす - おくやみ : 日刊スポーツ”. nikkansports.com (2024年9月7日). 2024年9月7日閲覧。
  4. ^ 「ヒロシ&キーボー」黒沢博さん死去 「3年目の浮気」で大ヒット 兄・黒沢年雄が公表”. スポニチアネックス (2024年9月8日). 2024年9月8日閲覧。
  5. ^ ロート製薬CMソング作詞作曲…鈴木義之さん死去”. Sponichi Annex. スポーツニッポン (2012年5月27日). 2025年5月26日閲覧。
  6. ^ 太陽の花 2021年12月6日閲覧

外部リンク


バニーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/14 15:01 UTC 版)

サイダースファンクラブ」の記事における「バニーズ」の解説

サイダースと同じ女子スリーピースバンド、メンバーミヤボーカルギター)、みよ(ベース)、美由(ドラム)。

※この「バニーズ」の解説は、「サイダースファンクラブ」の解説の一部です。
「バニーズ」を含む「サイダースファンクラブ」の記事については、「サイダースファンクラブ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「バニーズ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「バニーズ」の関連用語

バニーズのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



バニーズのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの寺内タケシとバニーズ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのサイダースファンクラブ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS