バトラーの聖母とは? わかりやすく解説

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バトラーの聖母

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/17 03:40 UTC 版)

バトラーの聖母』(バトラーのせいぼ、: Madonna Butler: Butler Madonna)、または『智天使と熾天使のいる聖母子』(ちてんしとしてんしのいるせいぼし、: Madonna and Child with Cherubim and Seraphim)は、縦44.1センチ、横28.6センチの板上にテンペラで描かれた絵画である。初期イタリアルネサンスの巨匠アンドレア・マンテーニャに帰属され、1454-1460年ごろの制作とみなされる。聖母マリアの顔に施された粗雑すぎる修復を含め保存状態はよくなく、マンテーニャの真作として認めず、画家の原作にもとづいて追随者が制作したと提唱する研究者もいる。ロンドンの画商による売り立てで出現した1891年以前の来歴は知られていない。作品はチャールズ・バトラー (Charles Butler) 氏によって購入された後、マイケル・フリードサム (Michael Friedsam) 氏の所有を経て、1931年に氏の遺贈によりニューヨークメトロポリタン美術館に収蔵された[1]


  1. ^ a b c Madonna and Child with Seraphim and Cherubim”. メトロポリタン美術館公式サイト(英語). 2023年9月17日閲覧。
  2. ^ (イタリア語) Ettore Camesasca, Mantegna, in AA.VV., Pittori del Rinascimento, Scala, Firenze 2007. ISBN 888117099X


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