眠る幼子といる聖母 (マンテーニャ)とは? わかりやすく解説

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眠る幼子といる聖母 (マンテーニャ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/19 15:01 UTC 版)

『眠る幼子といる聖母』
イタリア語: Madonna col Bambino dormiente
作者アンドレア・マンテーニャ
製作年1465-1470年
種類カンヴァス上にテンペラ
寸法43 cm × 32 cm (17 in × 13 in)
所蔵絵画館 (ベルリン)

眠る幼子といる聖母』(ねむるおさなごといるせいぼ、伊: Madonna col Bambino dormiente)は、イタリアルネサンス期の巨匠、アンドレア・マンテーニャが1465年から1470年頃に描いたカンヴァス上のテンペラ画である。現在、ベルリン絵画館に所蔵されている[1]

画家初期の本作は個人的な祈祷のためのものであり、聖母子に通常見られる光輪を除き、より親密でシンプル、かつ優しい雰囲気を出している。マンテーニャは、ドナテッロ聖母マリアの顔が幼子イエス・キリストに触れているというモチーフを描き、両者ともに黒い背景の中、錦織のマントに包まれている。

マンテーニャは下地を施していないカンヴァスに絵具を薄塗しており、それはあまり一般的な技法ではない。しかし、はっきりとわかるカンヴァス地のテクスチャーが聖母子を親しみやすい姿にしているように思われる[2]

脚注

  1. ^ (イタリア語) Tatjana Pauli, Mantegna, serie Art Book, Leonardo Arte, Milano 2001. ISBN 9788883101878
  2. ^ NHK ベルリン美術館1 ヨーロッパ美術の精華、角川書店、1993年刊行、100-101頁、ISBN 4-04-650901-5



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