バ畜
「バ畜」とは、いわゆる「社畜のアルバイト版」の意味で使われる表現である。つまり、アルバイト勤務でありながら勤務先に良いようにこき使われ、勤務を優先させられ、個人の事情を後回しにされ、結果として学業や私生活に支障を来しているような人を指す言葉である。
一般的に、アルバイト(パートタイム勤務)は、正社員などのフルタイム勤務に比べて、労働時間や勤務時間割(シフト)の融通が利きやすかったり、辞めやすかったりする。しかしバ畜は、勤務先がバイト従業員の意向を蔑ろにして一方的に勤務時間割を決めたり、辞めたいタイミングで辞めることを拒んだりする。場合によってはノルマ・サビ残・自爆営業といったブラックな勤務を強要されたりする。パワハラも横行しやすい。
「バ畜」と似た趣旨の言葉に「ブラックバイト」がある。ブラックバイトは「ブラック企業のアルバイト版」」であり、つまり「勤務内容がブラックなアルバイト勤務」を指す言葉である。「バ畜」は勤務者を指す言葉であるため、「ブラックバイト」とは完全な同義語関係というわけではないが、「ブラックバイトある処にバ畜あり、その逆もまた然り」と表現しうる程度には親和性の高い概念といえる。
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