ハーレクイン・ロマンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 07:18 UTC 版)
「ケータイ小説」の記事における「ハーレクイン・ロマンス」の解説
速水健朗は、ケータイ小説とハーレクイン・ロマンスの連続性を指摘している。それによると、携帯電話という新しいメディアやケータイ小説サイトというアーキテクチャが用意されたことによって素人が執筆するケータイ小説というジャンルが勃興したのと同様に、ハーレクイン・ロマンスは家庭用タイプライターが普及して小説執筆の障壁が下がったことによって誕生したものであり、どちらも新たなテクノロジーの登場によってこれまで作家になりえなかった層を執筆者として取り込むことによって成立した経緯が共通している。また、物語の結末については、ハッピーエンドで終わるのがお約束となっているハーレクイン・ロマンスに対して悲劇的な結末の多いケータイ小説という意味では対照的であるが、恋人の死によって永遠の愛を手にすることができると考えれば両者は同じことの裏返しであると考えられる。
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