ハワード・マークスとは? わかりやすく解説

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ハワード・マークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/06 15:13 UTC 版)

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ハワード・スタンリー・マークス(Howard Stanley Marks、1946年4月22日 - )は、アメリカ合衆国の投資家、著述家。シティバンクの役員を務めた後、1985年にTCWグループに加わり、ハイイールド (High Yield)、コンバーティブル・セキュリティーズ (Convertible Securities)、ディストレスト・デット (Distressed Debt) などのグループを組織し、主導した[1]1995年に、TCW を離れ、オークツリー・キャピタル・マネジメント英語版の共同創設者となった。2011年には、『フォーブス』誌のアメリカ人長者番付で、アメリカ合衆国で273位となる、総資産15億ドルと報じられ[2][3]2015年には、同じく338位となる、総資産19.5億ドルと報じられた[4]

投資家の間では、マークスが顧客に詳細な投資戦略や経済情勢への洞察を伝える「オークツリー・メモ (Oaktree memos)」で知られており[5]2011年に『投資で一番大切な20の教え―賢い投資家になるための隠れた常識 (The Most Important Thing: Uncommon Sense for the Thoughtful Investor)』を出版した(日本語訳は2012年)。このほかにも投資関係の著書が複数ある。

生い立ちと教育

ハワード・マークスは1946年に生まれ、ニューヨーククイーンズ区で育った[6]。彼の一家は民族的にはユダヤ系であったが、クリスチャン・サイエンスの信仰の下で育てられた[7]。大学はペンシルベニア大学ウォートン・スクールで学び、1967年財政学専攻でカム・ロード(優等賞)を得て卒業したが[1][8]、副専攻は日本学であった[6]。23歳のとき、シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネス会計学マーケティングを学び、経営学修士 (MBA) を取得し、ジョージ・ヘイ・ブラウン賞 (George Hay Brown Prize) を受賞した[1]。その後、ニューヨークに戻って働き始め、1980年カリフォルニア州ロサンゼルスヘ移った[3]。マークスはCFA協会認定証券アナリスト である[9]

脚注

  1. ^ a b c “CSIMA Conference: Speakers”. Columbia Marks. オリジナルの2011年12月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20111211182755/http://www0.gsb.columbia.edu/students/organizations/cima/conference/2011/c2011speakers.html 2012年1月12日閲覧。 
  2. ^ “Howard Marks Profile”. Forbes. (2012年3月). http://www.forbes.com/profile/howard-marks/ 2012年1月12日閲覧。 
  3. ^ a b “400 Richest Men: Number 361 Howard Marks”. Forbes. (2007年9月20日). http://www.forbes.com/lists/2007/54/richlist07_Howard-Marks_B0CO.html 2012年1月12日閲覧。 
  4. ^ The World's Billionaires”. Forbes. 2016年9月8日閲覧。
  5. ^ Walsh, Ben (2011年12月21日). “The Best Of Howard Marks: Advice From A Legendary Investor”. Business Insider. http://www.businessinsider.com/the-best-of-the-last-5-years-of-howard-marks-letters-2011-12?op=1 2012年1月12日閲覧。 
  6. ^ a b Wee, Gillian (2011年6月17日). “Biggest Distressed Debt Investor Marks Europe With 19% Returns”. Bloomberg. http://www.bloomberg.com/news/2011-06-17/biggest-distressed-debt-investor-marks-europe-after-22-years-of-19-return.html 2012年1月12日閲覧。 
  7. ^ Los Angeles Times: "Saving the mother tongue from a dusty silence" by Howard Marks December 26, 2004
  8. ^ “Marks Family Writing Center: About Howard Marks”. University of Pennsylvania. http://writing.upenn.edu/critical/writing_center/about_howard_marks.php 2012年1月12日閲覧。 
  9. ^ Spaulding, David, CIPM (February 2012). “The Journal Interview: Howard Marks, CFA”. CFA Digest 42 (1). 

ハワード・マークス

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ジョーカー・ゲーム」の記事における「ハワード・マークス」の解説

英国陸軍中佐。顔に大きな傷がある。英国諜報機関指揮官スパイマスター)で、過去結城面識がある

※この「ハワード・マークス」の解説は、「ジョーカー・ゲーム」の解説の一部です。
「ハワード・マークス」を含む「ジョーカー・ゲーム」の記事については、「ジョーカー・ゲーム」の概要を参照ください。

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