ノートカー
ノートカー
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ノートカー3世(Notker III. 950年頃 トゥールガウ - 1022年6月28日 ザンクト・ガレン)は、ベネディクト会の修道士で、ザンクト・ガレン修道院付属学校の教師。中世において、最初にアリストテレスの注釈を行った人物である。彼は、マルティン・ルター以前の最も重要な翻訳家である。ノートカー・ラベオ (Notker Labeo)、ノートカー・トイトニクス (Notker Teutonicus)、ノートカー・デア・ドイチェ (Notker der Deutsche) とも呼ばれる。なお、同じザンクト・ガレン修道院の修道士で『カロルス大帝業績録』(Gesta Karoli Magni Imperatoris)を著わしたノートカー(840-912)は、≫Notker I.≪、≫Notker Balbulus≪、≫Notker der Stammler≪(「ノートカー1世」、「どもりのノートカー」、「吃者ノートカー」)等と呼ばれている[1]。
- ^ エインハルドゥス(アインハルト)/ノトケルス『カロルス大帝伝』國原吉之助訳、筑摩書房、1988年3月。ISBN 4-480-83591-1。168頁。
- ^ E.R. クルツィウス『ヨーロッパ文学とラテン中世』(南大路振一・岸本通夫・中村善也訳)みすず書房 1971年、第4刷1978年、50頁。
- ^ この節の記述ならびにノートカーから引用の翻訳はDieter Kartoschkeによる。(文献リスト参照)
- ^ Fritz Martini: Deutsche Literaturgeschichte. Stuttgart: Kröner 14. Aufl. 1965, S.24. 引用の詩もこの書物から。
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