喉白秧鶏
ノドジロクイナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 05:54 UTC 版)
ノドジロクイナ | ||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) ![]() |
||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||
Canirallus cuvieri | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ノドジロクイナ | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
White-throated Rail |
ノドジロクイナ(喉白水鶏、学名:Canirallus cuvieri) は、ツル目クイナ科に分類される鳥類の一種である。本種を別属ノドジロクイナ属(Dryolimnas)として扱うこともある。その場合、学名はDryolimnas cuvieriとなる。
分布
マダガスカル、セーシェル(アルダブラ諸島)に分布する。以前はモーリシャスにも生息していた。
形態
体長約30cm。体の上面は緑色がかったオリーブ色で、頭から胸、体の下面は濃い茶褐色である。喉の部分は白色でよく目立つ(これが英名、和名の由来である)。下腹から下尾筒にかけて黒色で、黄褐色の縞模様が入っている。虹彩は黄褐色、嘴は黒色である。
生態
森林や湿地、マングローブ林、乾いた珊瑚礁の上などに生息する。主に地上で生活しており、飛翔力はあまり強くない。他のクイナ類と比べると警戒心が薄い。
主に昆虫類を捕食する。
求愛ディスプレイの一つとして、雌が雄の目の周囲や頭の羽づくろいをする行動をとる。岩の窪みや草の茂みに作り、1腹3-4個の卵を産む。
亜種
以下の3亜種に分類される。
- Canirallus cuvieri cuvieri
基亜種。マダガスカルに分布。モーリシャスでは絶滅した。
- Canirallus cuvieri aldabranus
セーシェルに分布。
- Canirallus cuvieri abbotti
アサンプション島に分布していたが、人間とともに移入したネコの食害により1900年代初めに絶滅した。
参考文献
- 『世界の動物|分類と飼育 ツル目』、財団法人東京動物園協会、1989年、49頁
固有名詞の分類
- ノドジロクイナのページへのリンク